2019年6月19日

昨年1月から参加した某国税局の税務調査の大部分がようやく終了しました。もともとクライアントではなかったのですが、顧問税理士が国際税務に強くないからという理由で税務調査の途中からの参加でした。

その時点で、非居住者である個人に1.7億円、取引先の法人に3.4億円の追徴課税の予定だったのが、個人についてはPE認定の間違いを発見して1.7億円の追徴課税を無くすと同時に、すでに納付している過去5年分の4千万円の還付、法人についても調査結果通知を受けながら、その後に逆転で是認通知(追徴課税ゼロ)で終了させました。

弊社としては、当然なるべくところに落ち着いたという認識ですが、今回の最大の問題は、国際税務に疎い調査官が担当したことと、調査官のストーリーに沿う証拠だけ採用して、それ以外は難癖を付けて強引に追徴課税をしようとしたことです。

最終的に是認通知を出した調査官が言っていて印象に残ったのが「感情で課税しちゃいけない」という言葉です。今回はこの良識ある調査官によって課税を回避できましたが、担当の調査官によっては(特に地方の国税局は)国際税務案件は「感情で課税しちゃう」ケースが多いのも事実であり、その恐ろしさを垣間見た調査でした。