令和5年分の個人の確定申告に関して、統計データが公表されました。
【国税庁ホームページ:「令和5年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について(報道発表資料)」】
0024005-100.pdf (nta.go.jp)
所得税等、消費税、贈与税のいずれも、申告件数・納税額ともに増加している結果となっております。
特に株式等の譲渡所得の所得金額は対前年比+39.4%となっており、株式投資市場の拡大によるものかと推測されます。
さらに、消費税。
個人事業者の消費税申告件数は同+86.9%の197万2千件、申告納税額は同+9.1%の6,850億円となりました。
これは、令和5年10月からスタートしたインボイス制度の影響によるものです。
申告件数が前年比2倍近くとなったことには、当制度の影響の大きさを実感いたします。
9頁の税収の増減推移を見ても、消費税率を5%→8%へ変更した平成26年度に次ぐ増加額となっており、国としては国民全体の批判を避けながら税収を増やせた結果となったのではないでしょうか。
是非とも、税金は国民の為に適正な使い方をしていただきたいものですね。
STCグループは、法人の税務会計業務、個人の確定申告業務だけでなく、国際税務コンサルティング、相続・事業承継コンサルティング、M&Aコンサルティングなど幅広くサービスを提供させていただいております。