令和6年度年末調整 年調減税額が非対応の源泉徴収簿は要注意! 2024.12.02 今年も早いもので残り1ヶ月となり、いよいよ年末年始業務が本格化する時期となりました。特に今年は所得税の特別控除(定額減税)が実施されているため、給与計算や年末調整では例年よりも確認すべきポイントが増えています。以下国税庁のリンク先では、年末調整に関する情報が提供されています。新しい制度の内容や変更点を正確に理解し、スケジュール通りに進めていくことが大切です。関係者全員で情報を共有しながら、確実に対応していきましょう。 •年末調整がよくわかるページ(令和6年分) 年末調整がよくわかるページ(令和6年分)|国税庁 • 昨年と比べて変わった点(定額減税) https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/nencho2024/pdf/02.pdf ◆注意点 ・源泉徴収簿右側の「年末調整」欄(㉔-2、3、4) 国税庁で作成している「令和6年分給与所得に対する源泉徴収簿」右側の「年末調整」欄は、年調減税額の控除等の計算に対応していないため、注意が必 要です(計算ソフトを使用されている方も年調減税額に対応しているか確認してみましょう)。 ・定額減税の計算方法 源泉徴収簿上、年調減税額に該当する欄が無い場合には余白部分などを活用して、年調減税額の控除等を算出する必要があります。 ・計算ミス防止の工夫 「令和6年分年末調整計算表」または年調減税額の控除等に対応した「年末調整計算シート(令和6年分)」を活用することをおすすめします(以下参照)。【令和6年分年末調整計算表】 https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/2024bun_03-2.pdf【年末調整計算シート(令和6年分)】kesansheet_r06.xlsm 効率的な準備と確認で、正確に業務を進めていきましょう!STCグループは、法人の税務会計業務、個人の確定申告業務だけでなく、国際税務コンサルティング、相続・事業承継コンサルティング、M&Aコンサルティングなど幅広くサービスを提供させていただいております。 < 年末のご挨拶本日11月1日より、「フリーランス新法」がスタートしました。 >